一周忌 合同エッセイ

先ずは、私が代表取締役を務めさせていただき1年が経ちました。

右も左も分からない私に親身になって色々な事を教えてくださった関係者の皆様方、石川さん、加藤さんへ御礼申し上げます。

これもひとえに皆様のご助力のお蔭様でございます。


父の立場になり、父が見た景色、お世話になった方々にお会いする機会も増え、段々と父がいない日常に慣れ始めてきました。

父と一緒の頃は話をしても聞き流す程度…
今になって、あの時なんて言ってたっけなぁとぼんやり程度にしか思い出せません。
大切な人との大切な時間はその時にしか存在しないもので、今更後悔しても遅いのです。
後悔先に立たず…とはよく言ったものです。


生前父が良く言っていた言葉があります。
「人は死ぬ時、どんな死に方だったとしても最期の最期は苦しみがなくなる瞬間がある」と言っていた言葉を妙に思い出し、父も苦しみから解放された時があったのかなと思うと少しだけ安心しました。

博識が高く、葬儀に関しては右に出るものがいない父。
そんな父に恥じぬよう、葬儀に関しての知識を今以上に身につけなければと改めて感じさせられました。

 

たくさん走り抜けた分、ゆっくり休んでください。

 

合掌

井手美織


「悲しみ」という気持ちは、忘れられない…と言います。

ただ「慣れる」だけだと…。

落ち着かない不安定な1年でした。

きっとじりじりと蒸し暑く、蝉が鳴く季節になると、「井手一男」さんは、もう居ないのだ…と毎年、強く実感するのだと思います。

教えていただいた事を実践していきたいと思います。

 

一方、師匠は、極楽浄土、苦悩のない楽しい所らしいですから…

ご浄土での生活を満喫しているかもですね。 

 

 石川元


井手さんが亡くなって1年が経ちました。
今でも忙しくどこかで研修中で、ある日「ただいま!」と帰ってくるような気がしています。まだまだ教えてもらいたいことがたくさんありました。時々お化けでもいいから出て来て欲しいこともあります。私たちは井手さんが遺したものを私たちなりに守っていきます。どうかお浄土で見守っていてくださいね!
安らかにおやすみください。合掌
加藤直美