5月末に始まった葬祭ディレクター試験対策講座も、7月の九州方面が終わり、末には東北地方の葬儀団体様に伺いました。全国で出会う受講生の皆さんの受験に対する思いや準備の仕方からも講師としての知恵をいただいています。
いよいよ8月に入りました。受験まであとひと月あまりのこの時期に、それぞれの受験生がどのくらい仕上がっているのかはとても興味があります。まさか何ひとつやっていない方はいないようですが、まだまだ準備が足りない方は結構いるようです。「自分には何が足りないのか」を知って取り組むしかありません。
まずご指導させいただく「接遇」や「司会」は実演なので「出来る」「出来ない」がはっきりします。本番の受験態勢をとりながら、出来ていないところは何度も繰り返し、「ええ~!」「またあ~?」と言われるまでしつこくご指導しています。
しかし「学科」は練習問題や模擬問題をやってもらう中でその方の理解度を計るしかありません。ことごとく間違える人には1級2級それぞれの過去に出た傾向の中から「これは1級の傾向」「これは2級の・・・」と伝えながら「丸暗記」を促します。もうここまで来たら理屈抜きに覚えるしかないのです。それを伝えるのも講座の役割だと思っています。今やディレクター試験は、まぐれで合格できるほど簡単な受験ではなくなっています。
コロナ禍ではありますが感染対策をしっかりとして、今週も東京では綜合ユニコム様主催で、その後は東北地方の葬儀社様単独の講習会で最後の追い込みの皆さんと合格を目指して切磋琢磨いたします。
ディレクター試験受験生の皆さんあと一息です。頑張りましょう!

