朗読スタジオ公演 加藤直美

もう2年近くコロナ禍で、友人とも会えない、大きな声で歌も歌えない・・・

フラストレーションが溜まりますよね!

 

昨年の春頃、何か声を出して表現がしたくて、たまたま目にした「朗読教室」の門をたたきました。水戸芸術館ACM劇場の「朗読スタジオ」です。

どんな場所かもよく調べずに入ってしまって・・・

「初心者もどうぞ」「基礎から勉強できます」なんて書いてあったけれど・・・

フタを開けると長年やっているプロのような人ばかりで、すごい場所でした。

 

昨年の5月から10か月間、指導者の元、時間のやりくりをして続けてきました。

そしていよいよ・・・ 発表公演がありました。

 

「水戸芸術館」は、水戸の市政百年を記念して平成2年に開館したホールです。

コンサートホールや劇場、美術ギャラリーなど専用空間があり、音楽、演劇、美術がそれぞれに独立した活動をしています。館長は小澤征爾さん。プロに限らず一般市民向けにも積極的に開放して様々な芸術活動を行っています。

 

朗読スタジオの今年度のテーマは「昭和の名歌謡曲を詠む」でした。

戦時中の歌からはじまり戦後、昭和の時代まで、トリは美空ひばりさんの「川の流れのように」でした(なんと! 私が詠ませていただきました)

30人近いメンバーが、歌うのではなく音楽も流さずに代わる代わる詠みあげていきます。照明などの舞台はプロの方々がサポートしてくださいます。構成、演出、指導は壌晴彦さんという役者さんです。劇団も主宰なさっています。とにかく・・・厳しかった・・・

舞台なんて〇十年振りでした。緊張で口から心臓が飛び出るかと思いました。

司会のナレーションとはまた違う「朗読」という新しい世界、また楽しみが増えました!