リモートでセミナーを開催しました!(加藤直美)

リモートでのセミナーそのものは、昨年も何回かさせていただきました。でもその時はMCプロデュースの事務所からでした。弊社代表が隣にいてくれて、つまずいた時は目くばせをすればPCを動かしてくれるという安心安全な環境でした。

 

今回は、自宅から、それも私ひとりだけでのリモートでした。

まず、私はパソコンを信じていません。自宅のパソコンだって朝突然立ち上がらなくなったり、止まったり、画面が真っ暗なまま・・・なんてことしょっちゅうです。そういう時はしばらく待っていたり、サポートセンターのオペレーターが直接パソコンを動かしてくれたりでどうにかなりました。でもセミナーとなると私ひとりだけの問題では無いのです。何かあれば研修先の皆さんに迷惑がかかります。そんなことばかり考えると、前の夜もなかなか寝付けませんでした。もしパソコンが動かなかったら・・・電波が途切れたら・・・停電になったら・・・また地震が来たら・・・ 

こんなに心配なのにどうして自宅からのリモートになったかということです。

 

316日の福島県沖で発生した地震の影響です。宮城蔵王で東北新幹線が脱線しました。その時すでに岩手県のセミナー開催が決まっていました。それも葬祭ディレクター試験の直前対策です。412日の試験までもう時間もありません・・・。何としてもやらなくちゃいけないのです。もちろん在来線でも行けます。「乗り鉄」の私はちょっと興味深くもありました。一時は常磐線経由のチケットもとりました。しかし、常磐線特急も仙台までは直接行ってなくて、いわき駅で在来線に乗り換えると言われました。仙台までも5時間半かかかると・・・。さらに壊れた箇所が見つかったら在来線もストップするみたいなことがHPに書いてあります。走っている箇所の新幹線と臨時の快速や在来線を乗り継いだとしても、岩手県まで9時間半かかると分かった時に(他の交通手段も相当悩みましたが)「もうリモートしか無い!」と覚悟を決めました!

 

でもZoomだとしても私がホストになるなんて絶対無理です。今回は先方の事務局の方が知恵を絞ってくださり「gmail meet」を使ったリモートにこぎつけました。私もGmailを使っていたのが幸いでした。さらに受講生は二回目の受講なので細かいところは頭に入っていて復習が中心です。もちろん直接の指導がいいに決まっています。受講生も緊張感が違うでしょう。6名という少人数だったので別室で受験のお悩み相談のような個別の時間も作りました。始まってしまえば余計な心配はしませんでしたが、時々音声と動きがずれるのには困りました。

とにかく画面の中の受講生と意思の疎通を図ることを一生懸命に考えながらの6時間でした。画面を見ながらの講義は相当疲れました。

 

皆さんも大変お疲れ様でした。試験頑張ってください!朗報をお待ちします。